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sunday #5「グルリル」

かつて小劇場界の登竜門とうたわれた「パルテノン多摩小劇場フェスティバル」。
2002年のフェスでグランプリに輝いた「劇団☆世界一団」が、プロデュースユニット「sunday」として再びパルテノン多摩に帰ってくる!!

雑誌「演劇ぶっく」の情報サイト「演劇キック」に、
sunday主宰ウォーリー木下さんのインタビューが掲載されております!!
こちらをクリック


ウォーリーさんのコメントも到着!!


開催日
2013年01月11日 (金) 〜2013年01月12日 (土)
時間
1/11(金) 18:30開場 19:00開演 
1/12(土) 13:30開場 14:00開演 
場所
小ホール
料金
アテナ  ¥3,000 一 般  ¥3,500 <アテナ 9/15(土)発売 一般 9/30(日)発売>
学 生  ¥2,000
[全席指定] ※未就学児入場不可
※当日券は¥500増し
※学生券購入の際は学生証をご提示ください。
※アテナ会員の学生券は 9/15(土)より発売
チケット
取り扱い
主催
主催:
公益財団法人多摩市文化振興財団


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作・演出 ウォーリー木下

出  演
赤星マサノリ 平林之英 井田武志 宮川サキ 安元美帆子 吉陸アキコ 椎原小百合 澤村喜一郎(ニットキャップシアター)、岡嶋将英、榎園実穂

グルリルオフィシャルHPはこちら→http://sunday-go.jp/gururil/top.html#gotop

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sunday主宰・作・演出 ウォーリー木下氏 インタビュー】

1988年から2005年までパルテノン多摩で開催されていた「小劇場フェスティバル」。2002年度のグランプリに輝いたのが、ウォーリー木下氏率いる「劇団☆世界一団」。現在、「sunday」と名称を変え、関西を拠点に活動している注目の劇団だ。10年ぶりのパルテノン多摩公演となる今回、「グルリル」への意気込みを語ってもらった。

 

――作品の見どころを教えてください。

「演劇」と言うと、役者に役やセリフがあって会話して…というストレートプレイを思い浮かべる方が多いと思いますが、僕らの作品は10人の役者で1人の人物をやってみるとか、5人で100人をやってみるとか、人間じゃないものや風景だけを表現してみたりとか、そんな作品に取り組んでいます。もちろん広い意味では演劇ですが、見ようによっては音楽や美術のように楽しむこともできると思います。物語としてはSFの設定でパラレルワールドの話です。架空のグルリルという街で起こる10個の物語が出てきますが、それぞれは独立していて、しかし少しずつニアミスしています。そういう話のSF小説があって、僕がそれを戯曲にして書いているという、ちょっと複雑な構造になっていますが(笑)。それについての説明はあまりありません。お客さんにいろいろ想像してもらいたいからです。僕らの演劇はよく「ジグソーパズルみたい」と言われるんです。いろんな断片が出てきて、ピースとピースがはまっていく瞬間が気持ちいい、バッと一枚の絵ができあがったときの爽快感がsundayの魅力のひとつだと言われます。ですが今回は一枚の絵を全部つくらないことを目的にしてみました。最後までいっても穴がまだいくつもある。お客さんの想像の余地が残っている方がおもしろいのかなと思ったんです。空白の部分があっても、ちゃんとつなげてくれると大阪公演を経て確信しましたし、そこは信用してよかったなと思います。押しつけがましいものだけはつくりたくないなと思いながらつくりました。

 

――観客側の想像力も必要ですね。

今回、一番最初にやりたかったのは、たとえば広場の中心に立ってぐるっと360°パノラマの風景を見渡しているような作品が演劇でつくれないかなと。その見えている視界と見えなくなっていくところがあって…そういうことをもっと信じていいような気がしたんです。いろんな風景が舞台に出てきますが、つながっていることもたくさんあるし、それはお客さんの生活にもつながっている。ここ5年ぐらい、ライブでやることの意味をずっと考えていて。映像化したものを観るとか、戯曲を読んだだけではわからないようなものをつくりたいと思っています。

 

――具体的に言うとどんなことでしょう?

今回のわかりやすいギミックとしては、2時間ずっと雪が舞台上に降っている。それがお客さんのところまで飛んでくるような仕掛けにしたいなと思っています。今観ているのは映像ではなくて本物だということを常に認識させるような演出は毎回取り入れています。ライブ感をもっと楽しんでもらえるといいですね。

 

――舞台を生で観ることのおもしろさを伝えたいですね。

ライブ感を追求する演劇が減ってきていると思うんです。それも原因のひとつかなと思いますね。なんとなくかしこまって座って、安全で、家にいるような雰囲気で観る人たちが多い。そういう演劇があってもいいですが、それなら劇場でやる意味がない。ライブへ行くと能動的に手拍子したりジャンプしたりしますよね。演劇は演劇ならではの参加の仕方が絶対ある。それがいまだにちゃんと提示されてないので、実験しながら見つけていきたいなと思います。普段はもうちょっと楽しげな、大阪という土地柄か笑いもあり、感情を表に出す作品が多いんですけど、今回は少しだけストイックにつくりました。余白をつくりたかったので、サービスしすぎるとダメかなと思ってやってみたんです。それも受け入れてもらえるとうれしいなと思っています。

 

――今回は舞台美術にも目を見張るものがありますね。

    木枠が舞台上に所狭しと設置されています。役者は森の中をさまようようにその中を巡ります。

インテリアデザイナーの野井成正さんの作品を舞台美術として組み替えました。最近アクティングエリアがない芝居がしたいと思ってたんです。僕は街でパフォーマンスをする活動もしていますが、野外にはアクティングエリアなんてないですよね。客席もない。どこででもできるわけです。もうひとつの理由は、役者が稽古場でやっていることが再現しづらいのがいいなと。稽古を重ねるとどんどんライブじゃなくなっていくんです。ただの再現になってしまう。前回の公演『牡丹灯籠』では、舞台に竹を100本ぐらい吊ったんです。役者が動くと竹が当たるけど、毎回当たる角度とか揺れ方が違う。それを役者はよけなければならない。常に役者は演劇をしながら竹をよけるという別の行為を同時にしていくんです。すると本当の事としてお客さんに言葉や行動が届くようになる。嘘がつけない状態だから当たったら「痛い!」と言うし、言っていい状況にしておくことが大事なんです。『グルリル』では複雑な舞台美術の中で雪がずっと降っているので、役者もすべってしまったりしますが、すべってほしい。わざとすべりにいったらいやなんですけどね(笑)。つまり演技できない状態をつくりたいなというのがあります。

 

――物語は、10個の物語が入り乱れながら進みますね。

ドイツのリヒターという画家に影響を受けました。彼は写真の上にどんどん絵の具をのせていき、写真が見えなくなって絵が変わっていくんです。油絵は塗りつぶしていく行為がおもしろいなと。地層のように上からどんどんかぶせていく…「生きてる」ってそういうことに近いような気がしたんです。それを演劇の別の方法で再現できないかなと。今回あの舞台美術にした理由もそこにあるんです。ひとつひとつフレームがあって、舞台上舞台がたくさんあるけど、そこで同時にいろんなシーンが行われ、セリフもどんどんかぶっていく。そうすることで、もしかしたら日常とか世界の再現ができるんじゃないかなというのが狙いなんです。

 

――難しそうですが、慣れていないお客様でも大丈夫でしょうか!?

全部のセリフを聴きとろうとすると、すごくストレスになってしまうと思うので、街の風景をぼんやり見るのと同じように、自分の耳に入ってくる声や音だけ聴けばいいんです。そういう楽しみ方をしてください。歌手の唄も、なんとなく聴いていたらワンフレーズだけ耳に飛び込んできたとうことがありますよね。そんな感じでぜひ客席にいたらいかがでしょうか(笑)。そういうこともありの演劇です。

 

sundayオフィシャルホームページで「グルリルの世界」掲載中。http://sunday-go.jp/gururil/top.html#gotop

◆雑誌「演劇ぶっく」の情報サイト「演劇キック」の観劇予報にて、ウォーリー木下氏のインタビュー掲載中

  http://blog.livedoor.jp/enbublog-forecast/archives/51841539.html

 


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